第84回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会

ハンズオンセミナー1~3

本学会では各種ハンズオンセミナーを開催します。参加費無料ですので、ぜひご参加ください。すべてのハンズオンセミナーで事前参加登録が必要になります。

なお、開催の時間帯は各種講演・発表と日程上重複するため、司会、座長、演者、発表者の役割がある先生は事前にご確認ください。

ハンズオンセミナー1
(共催:ダイアテックジャパン株式会社)

セミナータイトル

vHIT,VEMP,DVAハンズオンセミナー

日時・定員

11月27日(木)15:00~16:30(90分間) 定員24名

セミナー概要

講師:
  • 五島 史行
  • (東海大学医学部附属病院)
監修:
  • 伏木 宏彰
  • (目白大学耳科学研究所クリニック)

Head impulse test (HIT) は、前庭動眼反射(VOR)機能を評価し、左右の3つの半規管を個別に検査できる方法である。ベッドサイドで簡便に行える定性的評価である B-HIT (Bedside HIT) に加え、ビデオデバイスを用いて定量的に評価可能な V-HIT (Video HIT) が開発され、現在では保険収載(ビデオヘッドインパルス検査 300点)により急速に普及している。V-HIT はめまい臨床において極めて有用性の高い検査であり、診断や病態評価に欠かせない。
本セミナーでは、EYE SEE CAM(ダイアテック社製)を用いた V-HIT の測定方法と臨床応用について、実際の操作を交えた実技講習を行う。さらに、耳石器機能を評価する VEMP(前庭誘発筋電位)検査についてはエクリプス(インターアコースティックス社製)を用い、cVEMP・oVEMP の測定と判読の実際を体験していただく。また、動的視力(Dynamic Visual Acuity: DVA)の評価には VISUALEYS を用い、前庭障害患者における視機能の定量的評価法について学ぶ。
参加者は、各検査機器を用いた操作を実際に体験しながら、検査原理の理解から臨床応用、判読のポイントまで習得できる構成となっている。めまい診療に携わる医師にとって必須の検査法を、実践的に習得できる貴重な機会となるであろう。

申込締切日:11月25日(火)正午

(定員に達し次第、受付を終了いたします)

ハンズオンセミナー2
(共催:ニホンサンテク株式会社 MAP 工房)

セミナータイトル

電気生理へのご招待

日時

11月28日(金)9:00~10:30(90分間)

セミナー概要

講師:
  • 金子 秀樹
  • (ニホンサンテク株式会社)

めまい平衡医学は、患者が訴える「めまい」という主観的な症候を対象とする学問です。正確な診断や病態の把握のためには、客観的な生理学的評価が不可欠です。近年の医学研究では、分子生物学やゲノム解析、画像診断といった分野が脚光を浴びていますが、平衡機能の理解には、機能を定量的に評価できる電気生理学的アプローチが欠かせません。たとえば、VEMP(前庭誘発筋電位)によって、これまで評価が困難であった耳石器の機能障害を客観的に捉えられるようになったことは記憶に新しいところです。
生体の電位は非常に微小な信号であり、ノイズへの対策は常に重要な課題です。ノイズに悩まされた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。本セミナーでは、生体アンプの原理を理解し、ノイズ混入の原因を整理・解決するための実践的なノウハウを学びます。また、計測された信号を解析することで観察を容易にし、データを数値化する方法についても紹介します。代表的な解析手法であるフーリエ変換を題材に、その理論的背景と計算過程を式の意味を読み解きながら、生体信号解析への応用時に生じる問題点や注意点を解説します。このように、本セミナーでは、これら電気生理学的検査の基本原理から実際の測定手技、データ解析までを、実際に装置を操作しながら体験していただきます。
講師には、長年にわたり電気生理学的研究を支えてこられた ニホンサンテク株式会社 代表取締役社長 金子秀樹 氏(三栄測器株式会社・NECメディカルシステムズ株式会社に勤務の後に独立起業、元 九州大学 非常勤講師〈生体情報処理演習〉、元 大阪ハイテクノロジー専門学校 講師〈臨床工学技士コース〉、日本生体医工学会認定 第1種ME技術者)をお迎えします。
電気生理学的手法は、めまい平衡医学における「見えない機能」を可視化する重要なツールです。本セミナーを通じて、平衡機能検査の原理を理解し、めまい診療および研究の新たな展開に役立てていただければ幸いです。

申込締切日:11月25日(火)正午

ハンズオンセミナー3
(共催:株式会社モリタ製作所)

セミナータイトル

リアルタイムVOG で変わるめまいの日常診療

日時・定員

11月28日(金)13:30~15:00(90分間) 定員20名

セミナー概要

講師:
  • 船曳 和雄
  • (船曳耳鼻咽喉科・めまいクリニック)

日常臨床での眼振記録・観察は、赤外線CCDフレンツェルカメラで、眼振をモニターで観察し、録画するというのが一般的と思われる。この場合、眼振の強さや向きなどは、観察時の検者の印象が定性的に眼振図に記入される。一方、リアルタイムVOGとは、赤外線CCDカメラで撮影された眼振動画を録画しながら同時に瞳孔及び光彩紋理をトラッキングすることで、眼球運動を水平、垂直、回旋の3次元でトレース化するというものである。通常通りの眼振のモニター上での観察や録画ができるだけでなく、録画終了と同時にENGのような眼球運動の推移がトレースとして表示される。よって、新たな時間的投資なく眼振の定量的な解析結果が即時的に得られ、それを患者(被検者)にフィードバックすることができるため、日常臨床でのメリットは極めて大きい。
本セミナーでは、上記のリアルタイムVOG解析が可能なモリタ製作所製VOG機器(VOR-3 Dual)の実機のデモを通じて、このリアルタイムVOGによってもたらされるであろうめまい日常診療の変化について体験いただきたい。

申込締切日:11月25日(火)正午