大会長挨拶

第13回日本スポーツ理学療法学会学術大会
大会長 前田 慶明
この度、第13回日本スポーツ理学療法学会学術大会を、令和8年12月19日(土)、20日(日)に広島県広島市の国際会議場にて開催させていただきます。第13回学術大会のテーマは「灯す−スポーツ理学療法を起点とした異分野融合による価値創造(Value Creation Through Interdisciplinary Fusion originating from Sports Physiotherapy)」といたしました。広島は、人類史上、未曾有の悲劇を経験した都市でありながら、平和の尊さを世界に発信し続けており、この地で開催される本学術大会が未来への希望を力強く灯す場となることを願っております。
「灯す」という言葉には、スポーツ理学療法に情熱を燃やす、若手理学療法士の皆様の、明るい未来を照らしたいという、私の強い思いが込められています。近年、スポーツ理学療法の領域は、アスリートの競技力向上や傷害予防のみならず、パラスポーツを含めた生涯スポーツの推進や共生社会の実現に向けた取り組みなど、その役割はますます多様化し、社会からの期待も高まっています。
本大会では、スポーツ理学療法を起点として、医学、スポーツ科学、工学、情報科学といった多様な分野との融合を促進し、新たな価値を創造することで、社会に貢献していく道筋を皆様と共に探求したいと考えております。スポーツ理学療法が、今後、更なる発展を遂げ、社会に貢献していくためには、これまで以上に、異分野との連携が不可欠です。異なる専門性を持つ人々が、知識や技術を結集することで、革新的な視点が生まれ、これまで想像もできなかった、新たな価値を創造できると確信しています。本大会では、第一線で活躍されている研究者や臨床家の皆様をお招きし、最新の知見を共有していきたいと思っています。また、若手理学療法士が輝けるような企画も多数準備しております。
平和への祈りが息づく広島の地で、活発な議論と温かな交流を通じて、スポーツ理学療法の明るい未来に向けた「灯」を、ともに灯しましょう。初冬の広島は朝晩の冷え込みが予想されますが、原爆ドームや宮島などの世界遺産、豊かな自然と歴史、そして温かな人々との出会いを通じて、実りある学びの場となることを願っております。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。