第77回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会 -The 77th Annual Meeting of the Japan Society for Equilibrium Research-
テーマ:〜原点を求めて〜

会長挨拶

会長:山下 裕司 写真
  • 第77回 日本めまい平衡医学会総会・学術講演会
  • 会長 山下 裕司
  • (山口大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科学)

このたび第77回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会を担当させていただくことになり、教室員および同門会一同、大変光栄に思っております。このような名誉ある機会をいただき、武田憲昭理事長をはじめ役員各位ならびに会員の皆様に、心より御礼申し上げます。

会期は2018年(平成30年)11月28日(水)〜30日(金)の三日間で、山口市湯田温泉で開催いたします。湯田温泉は山口市の歓楽街の中心であり、開湯は600年前といわれています。特に、明治維新の時には、三条実美公や維新の志士たちに愛されました。学会会場としては、近接するホテルニュータナカとホテルかめ福を用意させていただきました。温泉旅館が多い地区ですので、宿泊に関して不自由をおかけすると思います。温泉を楽しむ感覚で、宿泊を利用していただければ幸いです。

日本めまい平衡医学会は歴史を重ねて、60年を経過いたしました。本学会では、これを記念して60周年記念式典を開催いたします。歴史を振り返るとともに、未来を志向する本学会のあり方を問い直す良い機会としたいと考え、学会テーマを「原点を求めて」としました。

山口市湯田温泉は詩人「中原中也」誕生の地です。また、室町時代に山口市に拠点を置いた大内家は、画聖「雪舟」を庇護しました。「中原中也」と「雪舟」は、海外に影響を受けましたが、試行錯誤の後、独自の世界を切り開いた偉人です。

歴史を重ねてきた本学会のさらなる発展を祈念して、原点を再確認しながら、将来につながる企画を考えて、基礎と臨床の60周年記念シンポジウムを行うことにしました。基礎のシンポジウムでは、やや停滞している基礎研究の底上げを目指して、「基礎研究の将来展望」と題するシンポジウムを行います。また、臨床のシンポジウムでは、「前庭刺激検査の過去と未来」を計画しました。以前より行われてきた前庭刺激検査を再検討し、急速に普及している新しい前庭刺激検査との比較検討を行いたいと思います。

その他の企画として、韓国研究者との日韓セッション、教育セミナー、ランチョンセミナー、モーニングセミナーなど、参加する先生方の興味を引く内容を用意しましたので、出来る限り多くの先生に参加していただけることを期待しております。

開催会場である山口市には、中原中也記念館をはじめとして、大内家ゆかりの国宝瑠璃光寺五重塔、雪舟庭を楽しめる常栄寺などがあります。また、近くには、秋芳洞、萩市、プーチン大統領が宿泊した湯本温泉等の観光地があります。これを機会に、山口県の観光を楽しんでいただければ幸いです。

山口市で日本めまい平衡医学会を開催するのは、今回が初めてです。この機会に、多くの皆様のお越しを、心よりお待ちしております。