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会長挨拶

第66回日本病理学会秋期特別総会
会長 椙村 春彦
国立大学法人 浜松医科大学 腫瘍病理学講座 教授

会長 椙村 春彦

御礼の挨拶 ~現地参加の皆様~

今回は、コロナ禍のなか、浜松に足をお運びいただき感謝に堪えません。
今のところ私のところへは、浜松での集会由来の感染などの情報はなく、無事終了したという感慨をもっております。
浜松での夜をもっとみなさんで楽しむ機会を提供できなかったのは残念でありますが、またお会いすることを楽しみにしております。
本来でしたら直接うかがって御礼を申し上げにいくところでありますが、移動自体に制限がある昨今、書面をもってご挨拶にかえさせていただきます。今後も浜松にはときおり足をお運びください。先生方の益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。

御礼の挨拶 ~Web参加の皆様~

今回はHybrid開催というやり方で開催させていただきましたが、多くの方にご登録をいただき、学会として運営ができました。御礼申し上げます。ライブ中継でのトラブルについては重ねてお詫び申し上げます。また、オンデマンドの配信を十二分にご活用されんことを、また多くのfeedbackを期待しております。
今回はwebでありましたが、またの機会に浜松に足をお運びになることを楽しみにしております。先生方の益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。

会開催に向けてのご挨拶

学会が迫ってまいりました。
このさなかに、多くの方の登録、さらに多くの方が実際に浜松に来ていただく計画であることがわかり感激しております。しかし油断は大敵であります。
懇親会、会長招宴、外国の方の招待など多くの重要なイベントを諦めざるを得なかったのは実に残念です。
かわりにといってはなんですが、浜松のわれわれが、足をはこんで確かめた推薦レストランをリストいたしました。浜松は郊外にスクロールしており、名店がタクシーで十数分の街や場合によっては田んぼのなかにあったりいたします。数人以下での会食が推奨されている時期でもあり、タクシー移動は安全でありますので、是非その分をお取り置きになって浜松をご堪能ください。
浜松駅周辺の鰻屋はみな一定水準以上でありますが、気質のせいかやや無愛想でありまして、オーダーストップが8時で3分すぎるとビールもたのめないとか、怒ってでていったお客さんを何回が見たことのある私としては、あらかじめお詫びしておきます。
それから、“さわやか”であります。近年静岡のソウルフードともいわれ、そのげんこつハンバーグが有名になっております。わたくしが赴任した当時の若いひとたちは、今みな自分の教室を主宰しておりますが、よく夕食を近所のさわやか(支店はたくさんあります)で連れ立ってとっていて、また実験をつづけるといった生活でした。毎日毎日げんこつハンバーグかいなとおもいましたが、元気がでるのでしょう。現在は人気店になってしまいどこも混んでおり、tabletで登録するという形になっています。駅の近辺では遠鉄デパートの上にありますが予約や下調べが必要かと思います。
土曜日まで滞在していただけるかたには、北のほうへlocal 線にのっていくか、レンタカー、観光タクシーなどで龍潭寺(何年か前の大河がありましたね)、フルーツパークなどがあり、奥浜名の自然と、点在する地元の名店の鰻屋などがあります。東名で関東、関西からきた客でいつも混み合っている納屋のような店とか、、、

浜松おすすめのレストランのご案内

A 演説、B 演説 ご応募の皆様へ

今回、66回日本病理学会 秋期特別総会(浜松)におきましては、多数のA, B 両演説にご応募いただき感激しております。主催者として、あくまでも個人的に格別の御礼をさせていただきます。のっけから長い引用をお許しください。

“1年目は12勝13敗だった。夏場に勝てず、最後の4連勝も及ばず負け越した。230回3分の1を投げ、奪った三振は225個。パ・リーグ1位の鈴木啓示(近鉄)の222を上回り、両リーグトップだった。
シーズンが終わると、最優秀選手(MVP)など記者投票の結果が発表される。江夏が新人王という声もあったが、フタを開ければ武上四郎さん(サンケイ=現ヤクルト)だった。二塁を守りながらの打率2割9分9厘は立派だったが、自分としては直接対決で18打数1安打に抑えたのに、という思いもあった。以降、記者投票で決まるタイトルには興味がなくなった。” 江夏豊 私の履歴書 (12)2017 12 3 日本経済新聞
“しかし、あれも大沢さんの勝利への執念の裏返しだった。この優勝で「江夏といえば優勝請負人」の呼び名が定着した。
パ・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。広島時代の79年に続くもので、初の両リーグ受賞とマスコミは騒いだ。しかし、自分は何とも思わなかった。25勝で401奪三振の記録を作った阪神の2年目でさえ取れなかったMVPだ。人の投票で決まる賞には価値が見いだせなかった。” 江夏豊 私の履歴書 (27) 日本経済新聞2017 12 28

投票で決まる賞には興味がない…などと書いているが、連載中に二度も触れているからあの大投手でさえ、よほど根に持っているのだろう。我々の業界でも同様ですので、誰しもGrantから人事に至るまで根に持っていることはたくさんあることでしょう。前回のA演説応募者が大変少なかったので、多くの方々に応募をお願いして参りました。そのためか、今回はA演説24, B演説9という多数の応募をいただきました。逆に2日間の会期の時間的制約から2/3の方のご希望に添えなかったことをお詫びするとともに、日本病理学会の会員は最近研究活動の意欲が減っているのではないかなどという心配を杞憂であったと安堵している関係者は多かったと思います。今回応募された方は、1年後にちょっとした追加のdata, appeal, paperなどを添えて是非再度ご応募ください。当学会の研究面のactivityが継続していくことを祈って、応募の御礼とさせていただきます。

66回秋期総会を開催するにあたって

第66回日本病理学会秋期特別総会を2020年11月12日(木)、13日(金)の2日間、アクトシティ浜松にて開催させて頂くこととなりました。

静岡県は東海道という大動脈が通過していることもあり、大都市圏から近いような印象を持っていましたが、横に長い県内を中規模の病院が点在するという状況下で、しかも歴史の浅い医科大学は西の端に1校あるのみで、各施設や首都圏の大学の分院などで、一定水準以上の病理診断を支えてきた先達には敬意しかありません。

浜松医科大学病理の初代教授、第一病理の喜納勇教授、第二病理の白澤春之教授を本総会にお招きできないのが残念でなりません。現在、浜松医科大学附属病院の病理診断科の馬場聡教授が中心になり、勉強会も活発に行い、徐々に県内の病理医も増加しています。また同県内の静岡県立がんセンター主催のがんの病理診断の専修医プログラムには県外からの参加者もあり盛況を呈しています。

さて、問題には数ヶ月で解ける問題、数年で解ける問題、数十年かけても解けない問題がある、というのを高校の数学の先生が言っていたのを覚えているのですが、いくらネットを探しても出典がわかりません。数十分で解かなければいけない高校生とか、数秒で判断しなくてはいけない臨床の先生などにとってはあきれた話でありますが、すべての若い方にも、総論的な問題など数十年かかるような問題に取り組んでみたいという気持ちは忘れないでいただきたいと思います。まさに、身の丈をわきまえない問題設定ですが、自分で自分に境界を設定することなくいろいろなcareer pathを探していただきたいと思います。

分子生物学の病理への応用が境界(frontier)であった時代もありますし、AIなど現在新しいことと思われていることは必ずcommodity化します。そもそも分子生物学ができたのも、ゲノム解析技術が今日のようになったのも物理学者が越境してきた結果です。

今回は、病理診断実務の研修の意味合いが強く、毎回盛況であるIAP の病理学教育セミナーも浜松で翌日開催ということで準備を進めて参りましたが、残念なことに、盛況、すなわち密になってしまうとのことで、IAPの都築先生や吉野先生とも相談の上、浜松での開催を断念いたしました。IAPの病理学教育セミナーはweb開催になります。( https://www.iapjapan.org/educational/index.html

家康が敗走して生涯の戒めとした地でもあり、また全国を治める力量を培った地でもあり、innovatorのincubatorとしても有名な浜松でお待ちしております。