第90回日本消化器内視鏡技師学会

学会長挨拶

顔写真

第90回日本消化器内視鏡技師学会

会長 山田一之

このたび、第90回日本消化器内視鏡技師学会の会長を拝命しました㈱日立製作所日立総合病院の山田一之でございます。2023年5月26日・27日の2日間、ベルサール渋谷ファーストに於いて日本消化器内視鏡技師学会を開催させていただきます。機会を与えていただきました角森正信会長、並びに関係各位に感謝申し上げます。歴史と伝統のある日本消化器内視鏡技師学会の会長を務めさせていただくことは大変名誉なことであり、身の引き締まる想いです。学会の成功に向けて学会事務局および関係各所と一丸となって準備をおこなってまいる所存でございます。盛会となりますよう会員の皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。

さて、第90回学会テーマは「内視鏡技師の未来像を描く、未来へ繋ぐ ~安全と信頼を高める医療のリーダーシップを目指して~」とさせていただきました。2024年から始まる医師の働き方改革に向け、内視鏡医療現場においてもコメディカルへのタスクシフトが着々と進められています。その中で内視鏡医療の安全や品質、機能や効率面など運営をサポートできる、マネジメントスキルをもった人財が重要かつ必要となってきます。内視鏡技師がその役割を担い、チーム医療の中心となり、低侵襲かつ治療効果の高い内視鏡医療を患者様に提供する技術をしっかりとサポートできる体制を創造していく。そのためにはこの資格が価値のあるものであり、それを高めるためには何が必要なのか、皆様と共に考えていきたいと思います。そして内視鏡医療をサポートする知識・技術がサステナブルに継承されていくこと、これもまた重要な課題であると考えています。特別講演や教育講演では様々な分野の先生方にも講演をご依頼しておりますので、参加される皆様にとって有意義かつ今後の内視鏡業務の一助になるものと思います。

今回の学会も感染対策を講じてのハイブリッド方式(現地参加+オンライン参加)による参加形式としております。COVID-19パンデミック後の学会として会員の皆様におかれましては、是非現地にもご参集いただき、face-to-faceで内視鏡技師の未来像を熱く討論いただければと存じます。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

本学会が今後の消化器内視鏡医療の一層の発展に寄与することを願っております。