第39回一般社団法人日本顎関節学会総会・学術大会
大会長栗田 浩
(信州大学医学部歯科口腔外科学教室)
第39回一般社団法人日本顎関節学会総会・学術大会
大会長栗田 浩
(信州大学医学部歯科口腔外科学教室)
2026(令和8)年度に開催されます第39回一般社団法人日本顎関節学会総会・学術集会を、信州大学医学部歯科口腔外科学教室で担当させて頂くことになりました。歯科医療で重要な学術領域を担う学術大会を開催させて頂くことになり、責任を重く感じております。
顎関節症は、歯のう蝕、歯周病に次ぐ第3の歯科疾患と言われてきましたが、最近はどうでしょうか?各種資料からみて顎関節症患者は増加傾向にあります。しかし、歯科医療の現場において顎関節症に対する関心は低くなっているのではないでしょうか。実際に本学会の会員数は減少し、地域によっては標準および専門的な治療が受けられない“顎関節症難民”の増加が感じられています。顎関節症はすでに“終わった”(解決された)疾患ではありません。ただ、歯科医療従事者が“ブームが過ぎ去った後”かのように、関心を失っているのではないでしょうか。顎関節症で悩む患者さんは多くいます。それに十分対応できていない気がしてなりません。
そこで、第39回日本顎関節学会総会・学術大会のテーマを「顎関節のすゝめ−Re-skilling;顎関節を学び直す、顎関節のスキルを伸ばす!」としました。以前顎関節学会で活動していたが学会から遠ざかっている方、過去の知識で顎関節治療にあたっている方、もう一度顎関節をしっかり学びたいと考えていた方、また、これから顎関節に携わりたいと考えている方などが、「顎関節の学び」、「学び直し」ができる学術大会にしたいと考えています。具体的には、基礎となる解剖や生理をはじめとして、顎関節症の疾患概念、診断、治療など2日間の大会を通して、顎関節の基礎から、臨床、そして顎関節研究・医療の最前線がわかるような形で、学び直しもできる様に企画を準備しています。学術大会に参加することにより、再び顎関節医療の推進に貢献できる医療者を呼び戻す機会になればと願っております。是非、大会に多くの方に参加頂き、顎関節を見直す機会となり、最終的に国民の皆様に対して標準的な、また、高度な顎関節医療を提供できることを目指しています。
大会は、2026年(令和8年)7月10日(金)から12日(日)までの3日間、長野市のJA長野県ビルにおいて開催いたします。10日は理事会および社員総会を、11日から12日に学術大会を行います。大会が開催される長野市は、北陸新幹線の主要駅でアクセスも便利になっています。また、会場から歩いて善光寺参拝が可能です。その他にも戸隠神社、東山魁夷館などの観光地もあり、また、信州そば、おやき、そばがき、山菜など信州の味を楽しんで頂くことができます。初夏の信州も是非お楽しみください。
顎関節 「知っているつもり」、「ちょっと苦手」、「いまどうなっているの?」、「分かっているつもり」の皆さん。信州で、二日間、ゆっくり、顎関節を見直してみませんか?(あいにくお越し頂けない方にもオンデマンドで大会をご覧頂けるようにいたします。)
皆様の役立つような大会にすべく教室員一同誠意準備を進めております。是非お知り合いの方に本大会の趣旨をお伝え頂き、多くの方が参加頂きますよう心よりお待ちしております。