第17回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会

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ご挨拶

第17回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会
会長 松永 篤彦
北里大学 名誉教授

 このたび、第17回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会を、2027年3月20日(土)・21日(日)の2日間、パシフィコ横浜ノースにおいて開催する運びとなりました。医師をはじめ、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、臨床工学技士、薬剤師、保健師、公認心理師(臨床心理士)、および行政関係者など、多職種の参加を得て、腎臓リハビリテーションのさらなる発展に向けた活発な議論が行われることを期待しております。
 本学術集会のテーマは、“みんなで支える腎臓リハビリテーション ― チーム医療でつなぐ確かな疾病管理 ―”とさせていただきます。
 慢性腎臓病(CKD)患者においては、保存期から透析期、さらには腎移植後に至るまで、病期を超えて共通する重要な課題として「身体不活動」が存在します。身体不活動は、運動耐容能や筋力、身体機能の低下を招き、フレイルやQOL低下を介して、心血管イベントや生命予後の悪化に深く関与することが明らかになっています。すなわち、腎疾患における疾病管理の中核には、原疾患や合併症(併存症)に対する治療介入に加えて、身体機能の評価と、日常生活における身体活動の維持・促進を支える包括的な介入が位置付けられています。
 一方で、運動耐容能や身体機能の改善を目的とした運動療法を実施しても、必ずしも生活全体の身体活動量が向上するとは限らず、患者を取り巻く生活環境や心理・社会的要因への配慮、さらには家族を含めた支援体制の構築が不可欠です。ここにこそ、医師のみならず、多職種が相互に理解し、役割を分担しながら協働する「チーム医療」の本質があると考えています。
 本学術集会では、腎臓リハビリテーションの理念ならびに目標に基づき、多職種協働による疾病管理を中核に据え、その実践とエビデンスの整理を通じて、現場で実装可能な取り組みについて議論を深める場としたいと考えております。また、地域連携や医療と生活をつなぐ支援のあり方など、社会的視点からの検討も重要なテーマとして取り上げてまいります。
 横浜で多くの皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。

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