第25回日本婦人科がん検診学会総会・学術講演会

会長挨拶

第25回日本婦人科がん検診学会総会・学術講演会
会長 坂本  優
(公益財団法人佐々木研究所附属 杏雲堂病院 副院長/婦人科科長)

 このたび、平成28年11月5日(土曜日)~6日(日曜日)に第25回日本婦人科がん検診学会学術集会を東京慈恵会医科大学本館中央講堂において開催させていただくこととなりました。
 本学会の学術集会の歴史を振り返ってみますと、第1回日本婦人科がん検診学会は、1992年11月28日に近畿大学名誉学長の野田起一郎先生により開催され、第4回日本婦人科がん検診学会は、佐々木研究所附属杏雲堂病院の第2代婦人科部長の故杉下匡先生が開催され、第15回日本婦人科がん検診学会は、杏雲堂病院の第3代婦人科部長(現在、こころとからだの元氣プラザ参与)の室谷哲弥先生が開催されました。今回、杏雲堂病院名誉院長故天神美夫先生の御指導を受けた私が第25回記念大会を開催出来るのは、大変光栄であるとともに重責を感じております。
 今回の学術集会のテーマは、「婦人科がん予防戦略の最前線」とさせていただき、下記のプログラムを設定いたしました。特別講演は、慶應義塾大学医学部産婦人科教授の青木大輔先生に「子宮頸がん検診の精度管理の考え方」について、本学会理事長の佐々木寛先生に「第25回記念講演:日本婦人科がん検診学会が目指すもの」について、自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科教授の今野良先生に「子宮頸がん検診とHPVワクチン」について、国立がん研究センター研究所主任分野長の落谷孝広先生に「体液マイクロRNAとがん検診」について御講演を賜ります。教育講演は、熊本大学医学部附属病院病理診断科教授の三上芳喜先生に「外陰・膣・子宮頸部腫瘍の病理を再考する―WHO分類第4版(2014年)」について、聖マリアンナ医科大学産婦人科学教授の鈴木直先生に「BRCA遺伝子変異を有する遺伝性乳癌卵巣癌に対するリスク低減卵管卵巣摘出術の取り扱いに関して」について、大阪がん循環器病予防センター婦人科検診部部長の植田政嗣先生に「子宮頸がん検診とコルポスコピー」について、こころとからだの元氣プラザ診療部長の小田瑞恵先生に「職域子宮頸がん検診の受診率・精度管理の現状」について御講演を賜ります。シンポジウムとしましては、子宮頸がん予防(1)細胞診と精度管理(受診率、要精検率、液状化等)、子宮頸がん予防(2)細胞診とHPV、液状化検体細胞診の進歩の3つのテーマに関して御講演を賜ります。会員の先生方より、一般講演の要望があり、二つのセッションを設定させていただきました。
 総懇親会は、11月5日午後6時30分より虎ノ門ヒルズ2階のアジアンリゾート「グリーンラタン」で開催いたします。同懇親会では、ロシアの女性ヴォーカルユニット(Max Luxury)のプチコンサートもございます。
 プログラムの準備に関しまして、理事・評議員、プログラム委員をはじめとする全会員の皆様、ならびに御講演される先生方の多大なるご協力、ご支援を賜り、誠にありがとうございました。また、東京慈恵会医科大学産婦人科教室ならびに同窓会の多大なるご協力、御支援を賜り、誠にありがとうございました。
 医師、検査技師、細胞診検査士、研究者など多数の参加者の御来場をお待ち申し上げるとともに、活発な御討論を期待しております。末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご健勝をお祈り申し上げます。

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